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牛丼一杯の儲けは9円 「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学  著:坂口孝則

ビジネス・経済
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牛丼屋は安さの限界を追求する。

よって並盛り一杯350円の儲けは、およそ9円。

だが、利益を伸ばす余地はまだある。

材料費が10円下がれば、同じ値段でも儲けは倍になるのだ。

かように、どんな業種も仕入れの工夫でさらに利幅を増やすことができる。

いってみれば、仕入れほど、売り手と買い手が激しい価格交渉を繰り返し、互いの知恵を戦わせる分野もない。

仕入れがわかれば、モノの値段と利益の本質が見える。

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