福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇 著:辻野弥生 歴史 2023.09.16 歴史 [本ページはプロモーションが含まれています] スポンサーリンク 関東大震災が発生した1923年(大正12年)9月1日以後、各地で「不逞鮮人」狩りが横行するなか、9月6日、四国の香川県からやって来て千葉県の福田村に投宿していた15名の売薬行商人の一行が朝鮮人との疑いをかけられ、地元の福田村・田中村の自警団によって、ある者は鳶口で頭を割られ、ある者は手を縛られたまま利根川に放り投げられた。 虐殺された者9名のうちには、6歳・4歳・2歳の幼児と妊婦も含まれていた。 犯行に及んだ者たちは法廷で自分たちの正義を滔々と語り、なかには出所後に自治体の長になった者まで出て、事件は地元のタブーと化した。 そしてさらに、行商人一行が香川の被差別部落出身者たちだったことが、事件の真相解明をさらに難しくした。 詳しくはこちら